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おでろでゅろでゅろ

擬音のようにふわっとした色々

サブカルクソ野郎の憤り グミチョコレートパイン

ヤマダ トシコです。

 

 この作品と出会ったのは2〜3年前だったと思う。

当時付き合っていた恋人(サブカルクソ野郎)の本棚で、江口寿史の表紙を見つけて

気になって手に取ったのが始まりでした。

 

 

 

サブカルクソ野郎の憤りを描いた代表的な作品

大槻ケンヂ先生の代表作 グミ・チョコレート・パイン

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あいつらがやっちまう30回のセックスよりも

グミ・チョコレート・パイン」を青春時代に一回読むってことの方が

僕にとっては価値があるのさ

youtu.be

 

 

 

主人公ケンゾーはクラスの片隅でひっそり息をしている冴えない17歳少年。

彼の趣味は、人とは少し違うカルチャーを嗜むこと。

クラスの華やかな人々が好む通俗なカルチャーに対して一線を置き、

いつか自分はあいつらを驚かせる為に何かしてやるという意気込みを胸のうちに

秘めながらシコシコとオナニーをする毎日。

ある日クラスの中で目立っている女の子、山口美甘子

自分と近い趣味であること知る。

表向きはクラスのみんなの中で和気藹々と会話を楽しんでいる美甘子だったが

実はケンゾー似た意識を持ち同じ趣味を持つ女の子。

次第にケンゾーの心は彼女に惹かれ、追いかける存在になっていく。

 

性欲と、恋愛と、10代の自己のアイデンティティに対する憤り

 

ろくに勉強もできず好きなことだけに没頭する毎日の中で

どんどんと周りに差をつけられていく主人公が友人と手を組みバンドを結成。

通俗なクラスメイトたちとの差別化を測る為に奮闘する。

 

 

 

 

わたし自身、周りと異なる音楽や漫画を好んでいる時期があり、

うまく共有ができず、趣味がなかなか理解されないことへの反動で

自分と他人の中に一線を置いてものを図ることがあった。

どこか少しだけ他人とは違う枠組みの中で物事を楽しめる人々の気持ちを突き動して

くれるような作品になっているのかもしれない。

 

 

主人公のケンゾーのように、いつか何かしよう、何かしでかそうと思う気持ちが

あれど重い腰を動かすことはなかなか出来ないばかりで。

頭の中には使いもしない未来ばかり

作中、ケンゾーは様々なカルチャー(映画、本、音楽)に触れることにより

いろんな影響を受け、その重い腰を持ち上げようとする。

自分自身を変えるのは物や人ではなく、最終的に自分でしかないのだけれど

重い腰を少し軽くしてくれる過程としてカルチャーというものは

何かやってみる?行動してみるのも楽しい?という気持ちの後押しをしてくれる

一つの武器なのかもしれない

それを、この作品は教えてくれたような気がする。