現代の自由なファッションと自己表現
ヤマダトシコです
ファッションって面白いですよね。
着飾るという点でだけではなく、もっと根本的な部分を追求して行くと服は
「着る」という行為によって心理的な変化が現れたりして。
自己を表現するアイデンティティのひとつとして用いられるファッションって
面白い。
今回は近年のファッションの歴史を振り返って懐かしんでいきたいと思います。
今の時代、同調思考というよりも個人の個性が問われるがちで。
いまから20年ほど前のファッション文化って流行に従い、多くの若者たちが同調し
周りを見渡せばみんな同じような装いをしている印象が強かったな。
例えば
聖子ちゃんカット
だったり
あの頃の時代の学生はみんなこの髪型をしていたとか....
それに比べて21世紀のいま、ファッションに対する考え方が昔に比べだいぶ自由になり
数年前は個性派なんていう言葉も流行りましたよね。
個性派とか言ってみんなこぞってキノコカットに派手髮で木村カエラの出来損ない
みたいな人たちが目立ってたな〜
青文字系雑誌(非日常系の同棲受けを狙った個性派ファッション)なんていう言葉が
生まれたりして。
代表的な雑誌はZipper、CUTiEなど
まあ、いわゆる裏原系ってやつが2000年代突入した頃に、爆発的に多くの人々へ
ブームがやってきたんだよね。
より一層ファッションで個々の自由を主張する時代になった。
あもちゃん、やもちゃん
なんか当時の青文字系モデルとして活躍していた代表的な人々なんじゃないかな。
今じゃ完全に音楽アーティストになっちゃった
彼女も当時はKERAやジッパーなどで個性派モデルとして活躍し
多くの人々が彼女の自由なファッションに対する感性に感化された女の子も多いよね。
若者たちの中でストリートスナップされることがステータスという風潮が現れ
TUNEやFRUiTSなど購読してる女の子も多く見られました。
ここまでくると、自己表現が過激化し
ファッション???お洒落???個性??は?????
みたいになってくるよね。
「俺、他人と一線置いたオリジナルを貫くファオタ(ファッションオタク)!!」
とでも主張するかのごとく、
パンピーでは理解しかねるファッションセンスを貫く若者が目立ってきた。
今やなんでもアリな時代に突入し、個性という言葉を振りかざして着飾る彼らは
なんていうか
もうそれお洒落なの??ハイセンス....?お洒落ってなに???
(独自の感性を貫きすぎてなにがお洒落でなにがダサいのかよくわかんない......)
いや、むしろダサいほうが可愛いみたいな風潮さえ巻き起こっている時代!
流行は繰り返し、80年代〜90年代当初のスタイルが再びブームを巻き起こし
いまの時代から見ると少しダサく見えるスタイルが逆に!という都合のいい言葉により
再び現代に取り入れらてている。
80s、90sのルックを取り入れた代表的なものとしては
ケミカルウォッシュデニム ハイウエスト シースルーバング ラバーソール
これらをうまく現代のスタイルに交えて
ダサ可愛いという新しい文化が今の社会に浸透してきている。
ファッションの形は時代の動きと共に変化していく。
昔に比べれば、異性を意識する装いというものから幅広い自己表現の材料として
多くの若者に親しまれているのかもしれない。
ファッションという表現方法で若者たちは自己のアイデンティティを育み
着飾ることで自らが楽しむと同時に、個々の自由な表現によって
意思の伝達や個人の情報発信
をする一種の手段として利用されているのかもね。
まあ、でも最近では可愛いモデルさんが自由(個性的)なファッションを着こなし
発信することによって現代の若者にも多くの影響を及ぼしてるけど
特別かわいくもない女の子が変化球の服で着飾ったても服に着られてる本当にダサい人
に見えてしまうパターンが増えてるから
ブスは要注意したほうがいいな。
ファッションは自由だけど、自己表現に囚われ過ぎて
自分にとって何が一番似合うのか見失ってしまうのは怖いよね〜〜〜
やっぱり無難にGUとユニクロって最高。