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おでろでゅろでゅろ

擬音のようにふわっとした色々

ハッピーエンドじゃない安心感のあるおすすめ漫画集

ヤマダトシコです

 

 

漫画好きなんです。

小説みたいに能動的に読むって感じよりも、絵が添えられることによって作者が

表現したい世界は受動的に伝わってくる感じが読みやすくて好き。

 

今回はお気に入りの漫画をいくつか紹介していこうかな。

 

 

 

 

 

 

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脂肪という名の服を着て 安野モヨコ

彼女の代表作としては、ドラマ化されていた働きマンや映画化されたさくらん

有名かな。

この作品はある一人の女性がダイエットに励む話。

主人公は少し膨よかな体型をしたのこという女の子。職場の同僚に恋人を寝取られて

しまい、痩せて美しくなれば再び彼が自分のもとへと戻ってくると信じ込みむ。

無理なダイエットを試みるも、次第にストレスで過食を繰り返し痩せることに囚われた

彼女は過食嘔吐を繰り返しまう。

いまの時代、痩せていること=美しいという発想に繋がる女性は多く存在し

行き過ぎたダイエットにより、摂食障害という病気にまで発展してしまうことも多かれ

少なかれあると思う。

女性が抱える痩せることに拘ってしまう心理状態を描いた漫画。

本当の女性の美しさってどこにあるのだろう?なぜ女性は痩せたがるのだろう?と

考えさせられる作品の一つかもしれない。

 

 

 

 

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おやすみプンプン 浅野いにお

主人公のプンプンという、何故か鳥のような謎の生き物として描かれた彼の

小学生から成人すまでの成長過程を描いた作品。

冒頭は何の変哲もない小学校のクラスの団欒から始まる。平和な彼の日常に

突如として現れた転校生愛子ちゃん。彼は彼女に一目惚れをしてしてしまうことに

よって今後の人生が大きく左右されてしまう。

ありふれた日常の中で誰もが抱える混沌とした感情や、世の中の不条理が鮮明に

描かれた作品。

なんでもない日常の中でも目を凝らして除いてみれば、そこには

果てしない物語が広がっているかもしれないと思わせる。

その描きかたはどこかで自分を映し鏡のように感情移入して見入ってしまう。

 

 

 

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放浪息子 志村貴子

女の子になりたい男の子と、男の子になりたい女の子。

そんな主人公ふたりの純粋な気持ちを描いた作品。自分たちの素直な感情と丁寧に

向き合いながらも、学校生活での赤裸々な気持ちが描かれている。

どうして自分の性別と向き合うことができないのか、分からないことだらけの中で

手探りに進んでいく彼ら。

学校生活での集団行動の中でも、自分の性別のことに関してぶつかってしまったり

大きな壁にぶつかりながらも二人の物語は進んでいく。

ジェンダーレスを題材にしている話ではるけれど、読むと優しい気持ちになれる漫画。

 

 

 

 

 

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東京怪童 望月ミネタロウ

事故によって脳に特殊な障害を抱えてしまった少年少女4人の物語。

主人公ハシは嘘がつけないため思ったことが全て口から吐き出され、他人との

コミュニケーションがうまくとれない。そのほかにも、突如として性的興奮が訪れ

場所をわきまえずオーガズムが訪れてしまう少女など。

彼らはありとあらゆる障害を抱え、異端児として存在するがゆえに対人関係をうまく

築くことが出来ずにいる。

人と違う自分(異端者)として、どんな風に向き合っていくのか考えさせられる

作品のひとつなのかもしれない。

  

 

 

 

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sunny 松本大洋

児童養護施設に入れられた子供たちの繊細な気持ちや葛藤を、松本大洋独特の

画力とカット割を駆使して描かれた作品。

この作品は松本大洋自身が幼いころ、児童養護施設に入ってい事実をもとに

作られた話だそう。

まだ幼い子供たちが、親元を離れて見ず知らずの子供たちと集団生活を送る不安や、

その中で少しずつ出来上がっていくコミュニティに打ち解けていく様が鮮明に

描かれている作品。

「いつか迎えに来てくれる」という期待と同時に「捨てられたのかもしれない」

という葛藤がどこか切なくて、救いのない虚しさを思わせる。

その中でも子供たちは健気に自分なりのペースで、地に足つけて行きていく姿は

読み手のこちらも少し心が突き動かされるように思ったり。

 

 

今回紹介した漫画は基本的に内容が暗いものばかりなんだけど、たまには明るく元気に

ハッピーエンドじゃなくてもいいんじゃないの?っていう時や

不安や悲しみ、マイナスの感情という安心に身を浸したい時に読んでみるといいかも

という作品をいくつか紹介してみました。

 

基本的に根が暗いから、悲しい話ばっかり好んで読むんだろうな......